「オックスフォード事件」とは、1975年10月27日、米国はメイン州オックスフォードにて当時若者であったデイビッド・スティーブンス(David Stephens)が宇宙人に誘拐されたという事件だ。

当初、誘拐されたことを彼は一か月間まったく思い出せなかった。最初彼が覚えていたのは、彼と彼の友達が巨大なUFOが畑の上を飛んでいるのをみかけ、彼らに光線を浴びせかけたところまでだった。

医者による8時間半にわたる催眠セッションから、後日衝撃的な事実が明るみとなった。5つの奇妙な生物がUFOの内部で彼を調べたのだという。催眠術をかけた医師は、彼の言っていることに間違いはないと家族たちに話した。

遭遇の三か月後には催眠セッションを通してすべてを思い出した彼に対して、メディアからインタビューが実施された。

車を運転していたときにUFOが車に急接近し、まばゆい光を放ったことで、車が運転不能になりスリップ。その後彼らの記憶は飛んでおり、家に彼らが戻った後、なぜこんな遅い時間なんだろう?と疑問だったという。
催眠術で思い出したのは、その間の記憶だ。彼はUFOの内部にいて、空から車をUFOの窓から見下ろしていたという。車を運転していた友達の「グレン」が車の運転席に座っているのが見えたことを覚えているのだという。そこにその「生物」が部屋に入ってきた。身長は約4.5フィート。マッシュルーム型の頭をもち、太陽に長年さらされていないような白い肌をしていた。毛髪や眉毛を含め、毛がまったく体に生えていなかった。目が大きく、上に吊り上っていた。鼻は極めて大きかった。体には黒いローブのようなものを着ていた。指は3本しかなく、水かきのような部分があったことを覚えている。
そしてその生き物たちは”あなたを傷つけるつもりはない”と話したという。
そしてスティーブンスは手術室のような別の部屋に連れて行かれた。そこに他の4つの生物もいた。それらの生物も皆、マッシュルーム型の頭をした生物であったという。
彼らは2本の注射器を取り出し、スティーブンスを台のうえに横にして何かをしようとしていた。そして服を脱がせようとした。スティーブンスは恐れて抵抗をし、立ち上がって彼らのうち1人を殴った。しかし彼らはまったく無反応だったという。そしてもう一度スティーブンスに「傷つけるつもりはない」とあらためて伝えたのだ。最終的にスティーブンスは台のうえにあがって服を脱がされるままに脱がされた。
そして「彼ら」はいくつかの機械を持ってきた。アームを持ちX線のような見た目の機械だったという。クリック音を発しながら、体のすみずみまでそのアームを移動させたのだという。
そしてスティーブンスの指の爪、髪などをサンプルとして摂取し、瓶などの容器に保存した。
そしてすべての「検査」が終わると、スティーブンスに服を着させ、はじめにいた部屋にまた連れて行かれた。その次の瞬間には車で目覚めていたのだという。
目覚めた瞬間にもまだ頭上にUFOがいた。光線を浴びて視力が効かないため、そのまま車のコントロールを失ってしまい、エンジンがまったく効かなくなってしまった。湖の近くであった。すると再度UFOが湖の上にあらわれた。今度は2機のUFOであった。空を上昇したのち、湖に向かい、また上昇した。15~20分後にこれらの3機のUFOが空にまっすぐ上がっていき、消えていった。その後、彼らがスティーブンスの家についたとき、時間は7時半だったという。
スティーブンスの母親であるベアトリスは、「彼らは手のひらにびっしょりと汗をかいていて、手足が晴れていた。そして体温がとても冷たかった」と語っている。