【実話】以前後輩ちゃんに助けられたらしい話をさせてほしい

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先日友人の結婚式で大学の後輩ちゃんに会って、ふと懐かしいことを思い出したので放させてほしい。
そんなに怖くないと思うので、がっつりホラーを読みたい人にはお勧めしない。
めちゃくちゃ締まりのないラストなので、落ちを求める人にもお勧めしない。
文章が下手だけど、それでもいいよって人は見て行って。
これはコロナ渦の前の話であることを一応言っておく。

人物紹介
私 当時21歳、大学3年生(女)
後輩ちゃん 当時19歳、大学2年生(女)仮称A

先輩 当時22か23歳、社会人1年目(男)仮称B

とても締まりのない最後になってしまって申し訳ないです。
オカルト板徘徊をするようになった今になって私があの時見た夢は、もしかしたらミニ仏壇の仏様?が霊を追いはらっれくれたのだと思ってます。Aちゃんに感謝。

長々とつまらない文章にお付き合いいただきありがとうございました。

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 今になっては、もうちょっと話を聞いてもよかったんじゃないかなあとも思わなくもないです。でも、Bさんも最後の方は興味に走っていた気がするのでどっちもどっちだと思う。
 その後Bさんとは関りがありません。私に気があるんじゃないかと勝手に思ったことは、すみませんでした。

 友人の結婚式でAちゃんとあった後、少し話したのですがAちゃんは現在結婚して在宅でお仕事をしているそう。先を越された…。あのミニ仏壇も現在の部屋に置いてあるそうだ。
 今度久しぶりにご飯食べに来ないかと誘われたので、その時にはミニ仏壇にお供え物をもっていこうと思う。

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 私の近くに来た時に、選考に交じって獣臭がしたそうだ。ほんとに残り香程度だったらしい。私の話を聞いて学校か道中かわからないけど、引っかけてきたんだなって思ったのだという。霊ってそんな引っかけるものなのか。
B「で、お祓いって行ったりしたの?」
私「行ってないです」
B「和尚さんにあったとか」
私「ないですね」
B「ふーむ」
 Bさんが気になっているのは、どうして霊の気配がないのかということだった。この時Aちゃんのことが思い浮かんでたけど、勝手に話すのはAちゃんに悪い気がしたし、何より私にもう実害がないのなら、これ以上話を続けるのは面倒くさいという気持ちが強かった。
B「やっぱり夢かなー」
 「夢って青タンができて、血が流れたんでしょう?」
私「まあ、はい」
B「僕は場所の問題かなって思うんだけど、夢を見たのってその後輩の家なんだよね」
私「病院の可能性もありますけど」
B「病院はたぶんないと思うんだよね」
 「後輩ちゃんの家って、何かそういうお守りとかおいてたりする?」
私「人のことを詮索するのは趣味が悪いですよ」
 このとき「なかったです」って言うのが一番だったんだろうけど、私は早く終わらせたくてこう言ってしまった。
B「そっか、じゃあその後輩に会ってみたいんだけど紹介してくれない?」
 というところでイライラが最高潮に達してブロックしてしまった。

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 Bさんの話は「できれば人に言いふらさないでほしいんだけど」という風に始まった。
 Bさん曰く、Bさんの実家は霊に関わる仕事(何回か聞いたがぼかされた)をしている家系の少し遠い傍系なのだという。Bさんにも少しの霊感があるようで、「見える」わけではないが、匂いのようなもので「何となく感じる」という。実際に匂うというわけではないらしいが、この辺はうまく説明できないといっていた。
 先日の1次会で、誰かは分からないがわずかに線香のような匂いを感じたそうで、気になって2次会で男女関係なくいろんな人の隣に座ったのだという。思ったよりもコミュ力あるんだなこの人って思った。
 Bさんが教えられた話では霊自体は日常的にそこいら中にいるらしい。Bさんがたまに感じるのはいわゆる念の強いやつというもので、霊によって獣臭だったり鉄臭かったりするのだという。線香の匂いというのは、お寺などでするそうなのだが飲み会で感じたのはそれとはちょっと違ったらしい。なんでもお寺のものにしては量というか気配というかが小さい気がしたそうだ。正直オカルトすぎて当時は何のこっちゃってなってた。

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 変なとこ?と私が質問の意図がわからないでいるとBさんが「心霊スポット的な」と付け足した。「急にどうしました?」と聞くと「ほら夏だし?」という。理由になっていないが多少お酒も入ってたので、あまり考えずに肝試しとAちゃん宅での出来事や気絶していた時の夢の話(青タンとか血のやつ)もした。
 夢の話は友達にも倒れたこととセットで話題に挙げていたので、別段隠しているとかはなかった。
 その話を聞くとBさんは「その後は何もなかった?」や「お祓いとか行ったの?」とか聞いてきた。Bさんってこんな人だったっけ?って思って「何かありましたか?」って聞くと、周りの人を気にしている様子で「ここで話すのはちょっと…。」という。
 少し引っ掛かったのでLINEだけ交換してその日はそれ以降Bさんと話すことはなかった。

 次の日の夜7時くらいにBさんから「昨日の話なんだけど、覚えてるかな?今話せる?」とLINEが来た。恥ずかしい話、私はその時もBさんが話題作りのためにオカルトの話をしようとしたのではないかとも思っていたので「今電話できないので、文字でもいいですか」と送った。

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ここから後日談

 出来事から少しして、就活のアドバイスをもらうために卒業したサークルの先輩たちと飲み会に行くことになった。事があったのは2次会。1次会は真面目なアドバイスとかマナーとか、会社の人事の好みとかを聞いて、2次会はほんとにただの飲み会になってた。
 そこでBさんが出てくる。Bさんは、上記の通りサークルの先輩だったんだけどあまり目立つタイプではなかったと思う。普通に話せる人程度の認識だった。
 2次会の少し飲み進んだくらいにBさんが私の隣に座ってきたので、え、私に気があるのかな?なんて思った。正直に言うとBさんは好みの顔ではなかったのでこの時は断る心構えとかも始めてたんだけど、本題は全く別だった。
 少し世間話して、Bさんが一息ついたのでいよいよかな、とか思ってたんだけど次の言葉はこうだった。「〇〇ちゃん(私の名前)最近変なとこ行った?」

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 点滴を打ってもらって、その日は夜に帰ることができた。家に帰ってから気が付いたんだけど、嘘みたいに足が軽くなってた。点滴してもらったし、やっぱり夏バテだったのかなぁなんてその時は思った。
 翌日アイスリベンジ、って感じでAちゃん宅にまたまたお邪魔した。救急車のお礼の手土産も持ってった。ただ、昨日の仏壇のこともあってちょっとビビってた。前日と同じようにAちゃんが「先輩いらっしゃい!」と出迎えてくれた。部屋に入ると仏壇にがあるので少しビクビクしていたのだが、仏壇を見ても前日の圧みたいなのは全くなくて拍子抜けしてしまった。その後もちょっと警戒してたんだけど、まったく何もなかった。
 というところでひとまずこの話はおしまいです。

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 その妙な圧力で仏壇から目が離せなくなってたんだけど、気が付いたらだんだん自分の呼吸が荒くなってた。座ってるのに足がめっちゃ重くなっていって、だんだん体の倦怠感もすごくなっていった。なんか足首がかゆいなってなって見たら、なんか両足とも青タンが巻き付いたみたいになっててすごいパニックになった。何を思ったのか触れてみたらそこから血がどろどろ出てきた。
 めちゃくちゃ混乱して気が動転してたのか、気が付いたら場面転換みたいに病院にいた。私はベッドに横たわっていて、反射みたいに起き上がって布団をはがして足首を見ると血はおろか青タンもきれいになくなっていた。後で恐る恐る触ってみたけど、もちろん血は出なかった。
 ベッドの脇にはAちゃんがいて、すぐに看護師さんを呼びに行ってくれた。
 未だにパニックが解けないままだったけど、事情を聴くとAちゃんが救急車を呼んでくれて運び込まれたらしい。Aちゃん曰く、ソファに座ったままだらんと前にうなだれる形で気を失ってたらしい。Aちゃんに恰好鵜を再現してもらうと、なんとも間抜けな格好だった。
 お医者さんには夏バテと貧血だと診断された。実際堕落した生活してたから仕方ないと思う。青タンや血のことも話してみたけど、幻覚か気絶中にみた夢じゃないかといわれた。不服だったが、角を建てたくもなかったのでその場はそれで納得した。

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 アイスをごちそうになる前に「先輩お昼食べましたか?」って聞かれた。朝ごはんもろくなものを食べてなかったので、ついでにお昼も作ってもらうことにした。すぐできるからとソファに座らせられて、お茶飲んでいた。癖で部屋を見まわしてると、何となくミニ仏壇に視線が奪われた。
 Aちゃんのミニ仏壇は腰くらいの高さの本棚の上に置かれてるんだけど、本当にシンプルで線香立てとお花と蝋燭とお供えのご飯が乗っている。仏壇の奥には、仏様?の絵が飾られている。
 その絵からなんというか、視線じゃないけど妙な圧力を感じた。気持ちとしては和尚さんとお話しするときの何とも言えない緊張感みたいな感じ。分かりにくくてごめん。

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数日家に引きこもったんだけど、AちゃんがLINEで「先輩、アイス作ったんで食べに来ませんか?」って3種類くらいのアイスとクラッカーとかコーンとかの写真送ってきたんで行くことにした。
 行く道中も足が重くて夏バテだよなあ、なんて日頃の行いを反省してた。
 Aちゃん宅に付くと「先輩いらっしゃい!」って出迎えてくれた。
 玄関で,靴脱いでたらAちゃんがふと「先輩なんか雰囲気変わりました?」って聞いてきた。髪をいじったとか化粧を変えたとかはしてなかったので、「ん?たぶん夏バテのせいじゃないかな。」って言った。「そうですか?ちゃんと食べないとだめですよ。」ってちょっと怪訝そうな顔で言うAちゃん。今思えば、Aちゃんはこの時何か感じ取っていたのかもしれない。

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ようやく本編。短い。
 当時は夏真っ盛りで、私は学部の友達数人とと肝試しに行った。いったのは友達の地元で、都心を離れて車を1時間走らせたくらいのところ。友達が通ってたという、今はもう廃校になった小学校で山奥の畑に囲まれた地域にあった。当時も昼間には部落の集会に使われているというので、友達のお父さんにお願いして学校のカギを貸してもらって夜中に肝試し決行することにした。
 といってもそこで何かが起きたわけではなく、友達と教室を順繰りに回っただけだった。使われてない体育館にハエの死骸がめっちゃ転がってたのとか、音楽室にあったピアノを友達がふざけて弾いたのにガチでビビったのは覚えてる。
 その日は友達の家にみんなで止まらせてもらって、翌日の昼過ぎに帰ったんだけどどうにもその日からちょっと調子が悪くなった。今はもう感覚を思い出せないけど、すごい足が重たくなった。

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 そんなAちゃん、大学ではアパートを借りて暮らしてたんだけど、その部屋にいわゆるミニ仏壇を置いていた。毎日ご飯のお供えとかしてたみたい。熱心な仏教徒なのかと思ってたんだけどどうやら違うらしく、「心のよりどころはあった方がいいじゃないですか。」と言っていた。ほんとに私より年下とは思えないような昔気質(?)な子だった。

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本編の前に、後輩ちゃん(ここからはAちゃんと呼ぶ)の話をする。
 Aちゃんとは大学のサークルの先輩後輩の関係で、私は割と仲が良くて当時も何回か家に遊びに行かせてもらってた。
 Aちゃんはいわゆる面倒見のいいお母さんみたいな感じの子で、勉強とか料理とかPCとか大体のことはそつなくこなすような子だった。関係ないが運動が苦手だった。
 インスタは、その日の晩御飯や週末に作ったお菓子ばっかり載っていて、自撮りとかはない。
精神年齢ってあるけど、絶対私よりは高い。明るい子なんだけど、話の中心になるタイプじゃなくて、つい頼りたくなっちゃうようなタイプ。実際にお母さんとかママとか、からかわれてるとこも見たことがある。こんな子実際にいるんだな、って思うこともしばしばあった。

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