マンタマン(Manta-man)は、南米チリに出現したUMA。

2013年9月29日の午後8時から9時頃、チリの首都サンティアゴにあるブスタマンテ公園に謎の飛翔生物が出現した。
詳しい日付がわかっているのはこの時のみであるが、この後複数回にわたって同様の生物が目撃されているという。

大きさは1.8メートルから2メートル程度。
翼は膜状で、節や区切りのような構造があり、全体的な外見はイトマキエイに似ていた。翼膜が体に沿って前後に伸びていたという。
目撃者の1人「イグナシオ」は、ニュース番組の取材でマンタマンの絵を描いた時、頭部に髪の毛のような尖った構造を複数描いた。
実際、棘のような構造は撮影された写真の頭部にも見られるが、鮮明ではない。

シルビアという仮名を使った匿名の人物は、ロス・バレンチェア・コミューン(Los Barrenchea Commune)で空飛ぶマンタを見たと報告した。
この「ロス・バレンチェア・コミューン」だが、これはこの報告でしか見られない地名で、検索しても他に出てこない。
地域的な近さや名前の類似性から、高級住宅と様々な店舗の並ぶ、サンティアゴ郊外ロ・バルネチェア(Lo Barnechea)のことだと思われる。

メールで目撃を報告した匿名のカップルは、マンタマンが市内のサンフランシスコ教会の尖塔にとまり、犬のようなものを食べているのを目撃したと主張した。彼らは、その場所には残骸が残っているはずだから調べてみて欲しいと書いている。

チリで有翼のヒューマノイドが現れるのは珍しいことではなく、2003年7月23日サンペドロ・デ・アタカマで3人の少年が遭遇した嘴と鶏冠のある有翼ヒューマノイド「サンペドロ・ビースト」、2004年7月アリカ付近で一家が遭遇した有翼ヒューマノイド「ドッグフェイスド・ガーゴイル」といったものが過去に報告されている。
なんらかの関係があるかもしれないが、どれもまともに研究が行えていない状態であるため、これらの生物について判明するのはまだ先になりそうだ。