愛知県名古屋市東区橦木町2丁目6
東片端の交差点のすぐそばに、巨大な楠木が立っている。初めてそこを通る人が不思議に思うほど不自然な場所だ。
場所柄、何度か木を切ろうとしたそうだが、その度に事故が起こったらしい。噂によれば死者は一人ではなく、道行く車が運転を誤ってこの木に突っ込んだ時にも、木は折れることも枯れることもなく生き残ったという。それからは誰も手を付けようとはしないようだ。
今は御幣が巻かれ、道幅もその木を迂回するように車線が少なくなっている。
あとで分かったことだが、ここは昔さらし首場だったという。
同じような木は、近くの有名私立女子高の前にもあり、江戸時代はこの位置より北は沼地で、名古屋城の外堀とつながっていたとされる。
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