北海道夕張郡栗山町日出
もともと旅館だったが、風呂場で死亡事故がおき閉館。
その後レストランとして営業するも閉店し、今は廃墟になっている。
損傷が激しく倒壊の恐れがあるため立ち入りは難しい。
建物の裏で、自殺者の遺体が発見されたという噂もある。
香明館(こうめいかん)跡地とは、北海道夕張郡栗山町日出にあるドライブインの廃墟である。
道道3号線(札幌夕張線)沿い、ふたまたPA横にある巨大な廃墟。ドライブインのような見た目ですが、創業が昭和40年頃で平成3年に廃業。
以前は「山楽荘」とうい名前でホテル業を行っていた。また、日中薬膳研究所としても知られている。
この建物がオープンした当時の資料は残されてとして見つかっていないものの、栗山町初となる本格的温泉リゾートとして有る程度の評判は得ていたらしく、で最初の数年間は町内外から多くの人が訪れたとされる。
施設にも釣り堀、ボート、クレー射撃場などかなり充実。その頃は駐車場も足りないほどで繁盛しており、周囲は山と水田のため路上にかなりの行列ができたといわれる。また、当時としては珍しく建物の外観が洋風モダンであったこともあり、かなりの人気を博したといいます。
ちなみに温泉もあり、泉質は「含酸塩化土類食塩泉」 リウマチ・神経痛に効能が深いとされる。
当時の宿泊関連の資料によれば、初期の記録こそのこっていないものの1981年の宿泊は1泊2食で4,500円 12室50名の規模であったという。同じガイドブックの1984年版では、1泊2食 5,800円 13室80名と規模と料金がアップしており、景気の良さが伺える。
しかし、2002年。この施設の風呂場で1人が事故死したことを切っ掛けに廃業。
名前を香名館に変えドライブインに転身したものの、その店も潰れてしまいそれから今のままの廃墟の状態となっている。
現在、この廃墟はかなり腐食が進んでいるため、外観もさることながら、内部の雰囲気は異常だ。
あちこちに壊れた壁やガラスが散らばり、腐った壁がはげおちている。
館内フロント部分はすでに崩壊しており、もはや見る影もない。大広間の畳みは全てはがされており大地震の後のようになっておりかなり壮絶な状況だ。
死者が出たという風呂場部分はなぜか土で埋め立てられている。謎に満ちているが、経営難に陥ったオーナーが基本。
廃墟の奥には、ここで暮らしていたオーナー家族のものと思われる生活用品もあり、女の子が書いたと思われる学習ノートや、不気味な人形などがそのまま残されている。
その他にも、ここを退去したオーナーへの郵送物がいまだに届られいる様子も見られる。夜逃げ同然に逃げたのであろう、床に転がった郵便物は殆ど請求書だ。
またこの店を経営していたオーナーが廃墟内で自殺したという噂もあり、実際に廃墟の裏手から自殺したと思わる身元不明の男性の白骨死体がみつかたという話もある。
そのような恐ろしい逸話がのこるだけあり、ここに訪れた人々はおおくの霊や霊症を体感している。
廃墟の中の風呂場で写真を撮影すると、ここで自殺した客が移り込むというもの。また、べつの場所ではここで死んだ自殺者達の霊が映るともされている。
ほかには、訪れた後に霊につかれ、身体的苦痛を訴えたものもいれば、白い影に首を切断され殺されたという都市伝説まで流布されている。
この様な噂が広まった結果、ある制作会社がこの廃墟を舞台とした心霊ビデオを制作。リポーターはあの稲川順次である。
その内容によれば「建物の建て方がおかしい、墓地の作り方のようだ」「入口に十字架が見える」と外観について詳細をのべたのち、建物背面の回廊から物置、従業員住宅部分を数箇所調査している。その結果、「全ての部屋に何かいる」としたあと、埋め立てられた浴室を指して「ここが一番きている」とした。
このように多くの人々が訪れている廃墟でもあるが、その一方で相当老朽化が進んでおり倒壊の危険が高いので、中にはいるのはお勧めできない。
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