北海道札幌市豊平区美園10条8丁目1
大日本帝国陸軍第7師団歩兵第25連隊の演習場跡地に建てられた公園。
広い林があり、深夜はほとんど明かりがない。
この公園で写真を撮るとオーブが写ったり、園内の神社付近での霊の目撃談が後を絶たない。
月寒公園とは、北海道札幌市豊平区にある公園である。
この公園は、かつてこの地区に駐屯していた帝国陸軍の演習場であったとされる。
敷地はかなり広い。中にはテニスコートやパークなどが設備されており、かなりの大きさを誇る。また、公園内には福住厳島神社とは同根の月寒神社がある。
テニス客、サッカーや野球の試合、犬の散歩やウォーキング、ピクニックの家族連れ、花見客、ボート乗り客また冬季はそり滑りやスノーボートを楽しむなどの人々で四季を通して利用され賑わっている。
この月寒神社は北海道内の心霊スポットに比べて、それといって目立った噂は立っていないが、それでもいくつかの心霊現象や目撃談が確認されている。
月寒公園は夜になると照明が少ないせいで、どこもかなり暗くなる。
ある子供が一人夜中に遊んでるときに、チャリに乗ってリュック背負った男が目の前をるいていた。興味を持った子供がその男の行方を見ていると、坂下球場のベンチの屋根にロープをぶらさげ、子供の目の前で急に首吊り自殺したという。
周辺では不気味な女性の声が聞こえたり、夜間になると、公園にある池の水面から、無数の手が伸びてくるのが見える。また、月寒神社周辺でも霊の目撃談がある。
その他には、この公園の池付近で写真を撮ると、オーブの様な光輝く物体が心霊写真として撮られている。
さらに、この公園のアスレチックで以前事故死した女の子の霊が目撃されているとされ、真夜中にこのアスレチックの写真を撮ると、そこに人影が映るともいわれる。
こうした霊現象の他に、地元民の間で有名な噂がある。
それはこの公園内にある防空壕から人骨が発見されたというものだ。その骨は大戦中から埋まっていたものとされる。
他にも、この防空壕のそばに 赤ん坊の遺体が棄てられていたり、沼に男性の遺体が浮いてといった事があったとされている。
また、最近ではこの公園で小型犬など5匹の犬の死体が遺棄されるという悲しい事件もおこっている。
もともとは大日本帝国陸軍第7師団歩兵第25連隊の演習場であった。
第7師団は大日本帝国陸軍の師団の一つ。北海道に置かれた常備師団として北辺の守りを担う重要師団でありながら、日本陸軍最大規模の師団でもある。
その演習は過酷をきわめ、かなりの事故死が発生した。また、ノモハン島での戦闘や、ガダルカナル島での玉砕の際に最も多くの死者を出したのもこの師団であった。
また、日本軍最後の戦闘となるソ連軍の真岡上陸の〈樺太の戦い〉を行ったが月寒に駐屯してた歩兵第25連隊であり、2000人以上の死者を出している。また生き残った兵士の大半はシベリア抑留による強制労働を課された。シベリアへ多くは移送されたが、一部は樺太島内に設けられた捕虜収容所での労役に従事したとされる。
このような経緯もあり、この師団の駐屯地では多くの戦死者の霊がいまなお残っていると言われている。
そのため、月寒公園の近くにある月寒平和公園にはこの師団の戦没者達の霊を鎮めるための慰霊碑が残っている。
なお、この月寒公園は2012年度から5年間の予定で大規模な改修工事が予定されている。
パークゴルフ場やボート池再整備、野球場やテニスコートが旧プール地へ移動するとされるほか、プールの廃止などがおこなわれる予定である。無数の手がのびるというボート池が改装されるほか、女の子幽霊が目撃されルアスレチック施設が無くる可能性があるため、この公園の不可思議な出来事を体験したい人は早めに訪れることを進める。
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