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東京都八王子市裏高尾町 都道516号線

小仏トンネル(真の道)

小仏トンネル(真の道)とは、東京都八王子市裏高尾のトンネルである。
この山中に「真の道」(まことのみち)といわれる著名な心霊スポットがある。

噂によれば、中央道の小仏トンネル付近にあるという真の道には、水子供養のために建てられた地蔵が道の両脇に数百体並べられているという。
また、その先には母子像があるといわれ、ここには多くの子供の幽霊が出るとされている他、付近一帯にも同様の霊が現れるといわれる。

1. ここに女性が訪れると身体に不調が起こる。頭痛や肩が重くなり、その後しばらく痛みが消えないといわれる。
2.帰りの山中を車で下りていると、後ろから旧に子供が走ってくる音が聞こえる。
3.その昔、この地に防空壕があったが、その壕の中で餓死と伝染病により全員死んだ。
4.真の道の階段から写真を撮ると、白い服を来た男女が写っている。

また、付近の小仏トンネルにも霊が現れるとされており、この辺り一帯にはやはり霊の姿が目撃されているようだ。

この場所の入り口には山中へ向かって長い階段が延びている。照明などは無く、足元すら見えない程の暗闇に包まれている。

 階段を上ると中ほどにに斜面に沿って物凄い数の水子地蔵があり、皆こちらを向いて整然と並べられている。
その数は凡300体はある。そこにある地蔵は全てが赤茶色く、陶器製や木製で作られているのが特徴的。そこから階段を上った先に、これらの地蔵の一つである赤子を抱いた大きな母親の像がある。

この先には鳥居があり、頑丈な金網の扉が設置されている。扉には南京錠が掛けられていており、出入りすることは出来ない。扉の周囲は全てフェンスで塞がれており、監視カメラまで設置している事から、かなり厳重な警備が敷かれていると思われる。

実は、この先にあるのは宗教法人『真の道』という団体の敷地であり、「真の道」と呼ばれているこの場所は、1972年(昭和47年)に宗教法人真の道が建立した 奥宮である""直毘の宮""(なおひのみや)という施設なのである。

宗教法人『真の道』は、1948年に霊示を受けた萩原真と塩谷信男が中心になって、修養団体千鳥会を組織した後、萩原真の死去後、萩原真明に継承され1953年に宗教法人真の道となった。

その特徴は、水子供養と滝修行。特に、水子供養は重要視されており、この宗教に加入する人々の多くがなんらかの形で流産を経験していると思われる。

また、この付近の地元住民が「あそこは駆け込み寺のようなものだ」と述べている事から、おおくの 傷をかかえた人々が集まっているものと思われる。

さらに、ここには滝修行というものがあり、『組手』といわれる信者達は白装束を来て滝に打たれているといわれ、こうした信者達を霊と誤って霊を誤認する事が多かったのでは無いかと思われる。

このように、この心霊現象に地元の宗教法人が密接に関わっていた事は珍しく、日本中に多数ある心霊スポットの中でも稀な存在だと言えるだろう。

しかしながら、現在この場所で有名になった水子地蔵は全て撤去されている。
その理由については定かではないが、この場所が心霊スポットして有名になってしまった為、水子地蔵を見に多くの人々が訪れたせいかもしれない

たしかに、大量の地蔵が並ぶ姿はあまり気持ちの良いものでは無いかもしれないが、新興宗教の全てが悪ではなく、それによって救われている人々も居る事を決して忘れてはならならず、白い服を着た人間も霊に見えてしまう羽目になるだろう。