リング 結局ウイルス落ちという残念さ

呪いのビデオを見たら、必ず7日後に死ぬ。その呪いを解く方法を探すお話。なぜ死ぬかが疑問ですが、結局ウイルス落ちという残念さ。
冒頭の少女たちが夜、留守番をしていて怖い話をしている。この冒頭からして緊張感があって、めちゃ怖いという。
子どもたちだけで怖い話するときの緊張感って何なんだろう。
見たら死んじゃうと噂されるビデオ。そのビデオの映像が不気味で、けれど見入ってしまう映像なのが不思議です。そして、呪いのビデオを見た後、完全にヤバい物を見てしまったという怖さ。あの感じを映像で表現しているのが凄いです。
クライマックスだけが印象に残ってしまいがちですが、冒頭から怖いし。雨が降る中、子どもと真田広之さん演じる父親が出会うシーンなんかも印象的で画面から湿った空気が伝わってきて曇り空や嵐なんかも印象的でした。映画全体がどんよりしてる感じ。
ビデオを見た人の死に顔がとんでもないことになってるんですが、あんな顔して死んじゃうってやめてほしいです。 
ショッカーと呼ばれる大きな音で驚かせる演出はなくて、閉塞感や雰囲気で怖がらせる演出も抜群で後ろを振り向くときの怖さみたいなので見せる映画で面白く見ることができました。
改めて見直してみると事件の真相の井戸に辿り着くまでがご都合主義かな? とも思わなくはないですが、あと何日という時間のカセも緊張感を高めていてよかったと思います。90分あっという間の映画でした。