初めはただの都市伝説系のホラーなんですよ。 ホラーってかサスペンス。
小6の6人の子どもたちが「親指さがし」というこっくりさんみたいなゲームをするんですね。そうするとひとりひとりの意識が突然見知らぬ部屋へとんでしまい、その部屋のロウソクを吹き消すと帰れる、というような。
けれどそこで一人の少女が行方不明になってしまい、8年の月日がたって成人式で再会した5人。
しかし、掲示板の書き込みに暗示されたように、一人、また一人と殺されていき、その真実を知ろうとする残された男女が、最初の事件のあった古いホテルに向かうが・・
ラストはそれなりに面白かったんですけどね。
呪いの正体は、呪いだと思う心なのだと。
でもなんか腑に落ちないことはいっぱい残るんですよね。
親指さがしをしたときに意識がとんでいった謎の部屋はなんなんだとか。
そして、行方不明の由美子の家の塀にいっぱい花が咲いているのが全部造花だとか。これは意図なのか生花を咲いているように見せたかったのか。
そしてヒロイン役の女の子がなんか肌が汚いぞとか。こんだけアップになるんだから、気をつけようとか。
もしかしてカメラの高性能化を意識してないんか??とか。
でも、松山ケンイチ、役の造形が相変わらずうまいので感心。話が進むにつれ、あぁこういう事だったんだ…と納得させられた。
最近のホラー作品に比べると静かで少し物悲しい作品。
稲川さんの怪談話のほうが面白いわ。
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