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口裂け女のお話、彼女は赤いセリカに乗ってるってのも当時の噂だったのですが、ほかの地域では猛スピードで空中浮遊したりとかってのもあるみたいですね。ドラゴンボールの舞空術ですか。とまあ、それぞれの地域で異なる口裂け女の都市伝説を辿っていくのもなかなか面白かったりするのであります。
結論から言うとストーリーはかなり強引過ぎて、ちょっと着いていくことができませんでしたw 
テーマの中に織り込まれているのが児童虐待で、これは現実にも起こりうる恐怖。しかし問題の口裂け女が完全にスーパーナチュラルな存在になってるので、かなり萎える。リアルを追求するのならもう少しまとめようがあったんじゃないかな、と。
開幕早々に主人公の女教師京子(佐藤江梨子)が子供を誘拐する口裂け女(水野美紀)に遭遇するのですが、泡食って京子が何もできずに口裂け女をスルーしちゃうのもなんだかなぁ、と。で、職場の同僚松崎(加藤晴彦)の母親が実は口裂け女でした、と言われるのも唐突過ぎてね。口裂け女倒した!と思ったら実は別人に憑依してました!とかってのももうやり過ぎ。お母さん多数犠牲になってますが、主人公たちは全くお咎めなしです。
児童虐待の映像は結構きついんだけどね。水野美紀さん子供をグーパンで殴ってるし。女子児童は口裂かれるだけですが男子児童は思い切りぶっ殺してるし。こういうところは無駄に胸糞悪くて良い感じなのだがw
「口裂け女」のお話は私たちの思い描いてるものがまさに十人十色なので、映画として成立させようとすると結構大変なのかもしれないなぁ・・・ということで本作はやや低評価。