意外と面白く感じました。以前見たときより・・・。
まずプロデュ―スのよさがわかります。脚本「林海象」監督「実相寺昭雄」。
なんかあるのかなぁ?この二人。とても映画的ではないけれど適材適所という感じ。
林海象、興味のない役者にはセリフを与えないようだ・・・。途中のフェードアウトは林氏の特徴なのか?
キャスト。
勝新はたぶん自分がしゃべってるセリフの意味なんか全然わかってない。それが良い!脇の役者さんたち。皆、これも適材なのでしょう。良いです。
「カトウヤスノリ」なぜこんなに、なんでもない名前なんだろ?「加藤がくるぞー、加藤だー!」と、下っ端の土御門が咲けぶシーンは笑える!
だって、加藤だよ、たくさんいるよ加藤さんは・・・。
映画的な醍醐味はないけれど、東宝特撮映画は踏襲してる感じ。
クレイアニメっぽいシーンは私の好み。音楽もしかり。
原作はディティールまでしっかり、描かれてあるのが想像できる。
原作者の荒俣氏は、この映画は不満か、くわしく描いた本がもっと売れると思って、よろこんだかのどちらかだろう。
見所は、明治、大正の東京の街並み。東宝特撮オタクには、たまらんはず。
後は登場人物の設定かなぁ・・。でもこのへんは絶対原作本のほうが深く書いてるはずだからなぁ・・。合成シーンだけ、あの懐かしいハイビジョンの白っぽいビデオビデオした画面になって、郷愁を掻き立てられる。
エキストラがぞろぞろ出てきて、いかにも日本の大作映画な感じが楽しい。
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