80年代のスピルバーグが関わる映画は文句なしのおもしろさがある。
今はCG効果が主流だが、「ぬいぐるみを動かす」作業が、ある意味CGよか、凄い!ストップモーション多用や合成を巧みに駆使しているのだが、映画とは「工夫」によって傑作が生まれてきたのだ。これを忘れちゃならない。CGの『グレムリン』など観たくない!(本当に製作されたら観るけど)
ストーリーもけっこうしっかりしている。B級感を忘れていないのも嬉しい。
中国製商品が並ぶアンティークショップにモグワイが売ってるとか・・・最高です。
グレムリンは「集団で自分たちに危害を加える日本人」をイメージしてるという話を誰かから聞いたが、そういう都市伝説みたいなものが出てくる映画・・・好きだなあ。
小さい頃にグレムリンが電子レンジで破裂するシーンがトラウマになったが、今観ても、あれは、ヤバすぎる。それ以上にグレムリンに立ち向かうママがヤバすぎる。
改めて観るとトラウマになるようなシーンがたくさんある。
なのに、何故あんなにギズモが可愛いのだろうか。
大人になると無駄なことを考え、グレムリンは核戦争の比喩では?などと考えがちだが・・・んなこと考えるのはナンセンス。楽しければなんでもいいのだ。
ジャパン・バッシングをここまで意識して作られている映画も珍しいね。
あからさまに「外国製」の自動車やら家電を批判しまくる様子は、もはや滑稽。
いちおうクリスマス・ムービーらしいけれど、クリスマスに観るのはおすすめしないです。
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