ウルトラ・ヴァイオレットに続いてまたまたミラ・ジョボヴィッチです。似たような作風ですね。
ゾンビ物は本家以降は「どうしてゾンビが出てきたのか?」というところに焦点をあてるものが多くなってきました。さすがに「死人が生き返る」というのは無理があると思ったのか「人間が病気に感染してアンデッドになる」というのが最近の主流ですね。まぁそれ以外無いですもんね。
「バタリアン」ではガスを吸うと死人が生き返って「脳みそ~」とうろうろするわけですが、それ以来ほとんど進歩無い訳です。まぁ走り出したくらいです。
「スリラー」では踊ってましたね。そんなアイデア勝負で行くと「走るドーン・オブ・ザ・デッド」「踊るスリラー」の2作は抜きんでているように思います。
で、話を戻して本作ではT-ウィルスに感染してアンデッドになってしまう訳ですが、やはり苦しいですね。
「T-ウィルスに感染すると、何十ヶ月も何も食べずに活動できる」なんて科学者の言うことですかね。無茶苦茶です。
かまれると移る、血液感染するという設定も辟易しているところなので、科学的にやるなら徹底的に、(どうせ無理なんだから)そうでないならそこは割り切ってテンポとグロさとビックリ加減で進めるのが王道だと思う訳です。
あぁ最近ゾンビものを見るとあらさがしばかりしている。。。反省しなければ。
というところでほめましょう。まず血が出てます。切りあえばやはり血は出てもらわないと。ここはしっかり出血してるので○です。そして最後の地下シーン。ゲームの世界を彷彿とさせますね。「ここでインクリボンを使いますか?」と聞いてきそうな雰囲気です。最後におおとりを飾るモンスターですが、これモンスターなんでしょうかね?確かに見目は良くないし、人間とは思えない手を持っていますが普通に会話も成立するし、知性が完璧に残ってるじゃないですか。すると「ゾンビとは何か?」という定義に立ち戻らないといけませんね。ゾンビじゃないとするとゾンビ退治ではなくてただの殺人になってしまいます。やっぱり「人を襲う」というのが必要なんですかね。
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