映画を題材にした、いい意味での悪ふざけ作品「ブレアウイッチプロジェクト」の続編。
続編と銘打ってるが、監督も脚本も製作も俳優も、なにからなにまで、前作とは異なり「ブレアウイッチ」という名前だけを拝借したに近い、製作陣だ。
ストーリーは、前作の虚構を踏襲。行方不明になったままの3人と、映画のヒットで、観光都市として、にぎやかになったブレアの森。
ブレアウイッチツアーなる、あやしげなパック旅行の主催者青年と、ツアーに参加のご一行が、ブレアの呪いに巻き込まれていくというストーリー。
そう。続編である本作では、ストーリーがあるのだ。
典型的ゴシックホラーに、マリリンマンソンらハードロック(ヘビーメタル?)のBGM。
三脚で固定されたカメラワーク。
脚本にもとづいた演技をする俳優と、うさんくさい特殊効果。
なにもかもが、”普通”の恐怖映画で、おもしろいのか、といえば、「前作に比べて、よほど映画らしい」というだけで、はっきりいって、全然おもしろくない。
だがビデオに写っていた事実と自分達が見ていた世界が全く違うというラストのオチに完全にやられた。
ホント単純につまんないだけです。なんで全然おすすめできません。これまた特典として、この作品のストーリー(事件)が、実際に起こったものとして、前作同様のノリで、エセ・ドキュメンタリー・リポート番組が収録されているが、あいかわらず、こちらのほうが、よほどこわくて、おもしろい。
コメントをするには会員登録が必要です