BLOOD THE LAST VAMPIRE 結構おもしろかった

オリジナルと呼ばれる、吸血鬼が、人間を殺している吸血鬼をハンティングしていく話。
横田基地の中で、保険医と白人の仲間を交えて、3匹の吸血鬼を狩って、生き残った保険医が、事情聴取を受けて終わり。
まず、寺田のキャクターが、かっこよかった。
説明過多じゃないとこもよかったし、光の具合と色の使い方も、特徴的で、暗くてよかった。
化け物自体は、まぁ珍しくない姿だったけど、動きとか絵とか、そういうテクニックのおかげか、不思議な存在感はあったと思う。
最終的に、こじんまりと事件が終わってしまった感じが、現実のどこかにこういう事件があるのではないか、という想像力をかきたててくれてよかった。
「私は、人間は殺せない」っていうのは、電車の中で殺した人のことを考えたら、殺そうと思えば殺せるってことかね。
最後のシメをみると、戦争と、アメリカを糾弾したいように思えるが、どうなんだろう。
一時間のアニメで、この内容は、俺としては文句なし。
感動するってわけじゃないが、思わず見入ってしまうようなアニメだった。
ヴィジュアルチャプターセレクトは、本編をハイライトで編集した総集編で、気になる部分でスタートを押すと、そのシーンを含むチャプターの最初から再生する、という面白い機能。
ハイライトだけみても、結構おもしろかった。
一応、かっこよさと時間と映像に対してGOODだが、シメの言葉が急にやすっぽくなるので、後味はあまりよくない。
後味に重点を置いている人は、裏切られたような気分になるかも。
サヤの、重く激しく燃えている感じと、バイリンガルっぷりはすばらしかった。