実在の廃墟病院が舞台のサスペンスという事で興味を引かれました。
これといっておもしろい仕掛けがあるワケでもなく、オチもありがちなのですが、土壇場まで気付かないですね。
2パターンぐらいオチの予想がつくんですけど、どっちに転んでもよさそうな感じでギリギリまで持っていくんですよ。
で、「ああ、なんだかんだ言ってこっちに来たかぁ」と思った瞬間「あ、何、結局こっち!?」みたいな感じですね。突然急カーブみたいな感じです。
一応伏線も張ってあるし、まあ順当に考えれば間違いなくそのオチで合ってるハズなんですけど、なんていうんですかね。
それだとワンパターンなので「こっちに転んだらそのあとどう展開するんだろ」という、期待から第二のオチパターンを候補にいれて観てしまったんですかね。
その分ハラハラしたので僕は比較的楽しめた方の観客に入ると思います。
登場人物たちがそれぞれ1対1の時みんなギクシャクしてるのは凄くイイですね。登場人物の人間関係が不安定なのは不安感を煽る凄くイイ要素だと思います。
あと散り散りになった登場人物たちの各シーンがクライマックスで一気に並走するのもスピード感があってなかなか良かったです。
コワイ話に付き物の若い美女やイケメンが出てこないのがまた良かったですね。オッサン二人がメインですから。
というワケで、ところどころは良かったですね。なのに別にそこまでおもしろくならなかったのがちょっと残念です。
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