妖怪百物語。パッケージの伴杏里さんに、『なんだこれ?』って笑ってしまった作品。
アメリカンホラーのようにスラッシャームービー化してくる邦画ホラーにもこんな習作があるんだなぁと思いました。
内容はシリアスなホラー。
1つ話をする度に、ろうそくの火を1つ消す。ろうそくの火が全て消えると妖怪が現れる。
そして、百物語をした後は、憑き物落としのおまじないをするのが昔からのしきたりだった。
職権を利用して、悪事を繰り返すお奉行や商人が、ある夜、百物語に興じた。しかし憑き物落としのおまじないをしなかったため、怪奇現象が起こり、妖怪たちが出現。商人たちは狂乱して死んでいく。
ストーリーは、勧善懲悪で分かりやすいです。
妖怪たちの数とクオリティーの高さに驚き、ファンは喜びます!
突如辺りが暗くなるのは、何かが起こる前兆。観る人に、あっ来るぞ、と期待させて裏切らない。影の演出、妖怪の登場の仕方、音響などはピカイチ。有名な“おいてけ堀"、巻きつくろくろ首、大人数ののっぺら坊、不気味に浮かぶ大首、絵から飛び出たからかさお化けなど皆が知ってる妖怪から、マニアでしか分からないような物まで登場。
ラストは百鬼夜行の大行進。現在のCG使ったのより、こっちの方が雰囲気あります。
めちゃくちゃ怖い場面もあれば、笑える所も満載で、妖怪ファンならずとも、子供から大人まで楽しめる作品です。
特に本編はわりかしいい感じで面白かったのは面白かったです。
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