猟奇!喰人鬼の島」の監督ジョー・ダマト(本名:アリスティーデ・マッサチェーシ)である。
彼の作風は早撮り、低予算でありながら必ず儲けの出る作品を作るというもの。また、お客が驚くならどんな描写でも平然と撮る。それこそ他では観られぬ情け容赦のない残虐描写ですら。
そしてこの映画がまさにそういった映画の代表格である。妊婦の腹を裂き胎児を喰う、なんてとても他の国では実現不可能。さすがイタリアと感心してしまう(そのDVDを発売する日本も凄いが・・・)。
あらすじは実に簡単。ギリシャの孤島へ旅行に行った男女数人が島に着いてみると誰もおらず、仲間が1人、2人とDVDジャケットの禿げ親父に殺されていくという代物。
全体的に遅めの展開と淡い画像でややまったりとした印象を受けるがこれを不気味な雰囲気を出すための演出とみるかただの技量不足とみるかは意見が分かれるところだろう。
残虐描写の凄さで星4つにしたが、描写に興味の無い人なら星2つぐらいかも。ただ、描写に興味の無い人が本作を観ようとはまず思わない(タイトルとジャケット観ればどんな映画か想像つくし)。
ちなみに本作には続編もあるのだが、日本では公開もソフト化もされておらず、輸入版に頼るしかないのが現状である。
題名は「ANTHROPOPHAGUS 2」で、日本語に訳すと「喰人鬼2」という意味らしい。
先日それを購入して観たところこちらはテンポも良く緊張感抜群で、特にラストあたりの展開には手に汗握ること間違い無し。さらに、側頭部ドリル貫通、電動糸鋸での頭頂部切開、顔面オーブン焼き、と凄まじい残虐描写は1にも引けを取らない素晴らしさ。
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