90分という短い間に、エロありグロありとB級テイスト満載でテンポよく楽しませてくれる映画でした。
結局、この遺跡の意味や襲ってくる蔦の正体、言葉の通じない現地人などの謎は一切解明されなかったけど、その投げ出し感も嫌いじゃありません。
映画の全てに答えがいるわけじゃないと思うのです。
こういう映画は、訳が分からないまま終わるのも良いと思います。
携帯電話の着信音や人間の言葉を、震わせることによって真似する花という発想は凄く面白かったです。
その映像が物凄くショボくても、携帯音を探して行きついた先に揺れる花があるという図は、下手な幽霊物よりも恐怖を感じられました。
世の中には謎の生物が現段階でも数多いるのだから、こんな花が突然変異で現れてたっておかしくないという気分になってしまいます。
主人公はエリートな男で気に喰わないし、その彼女は酔うと他の男に絡むくせに普段はあーだこーだうるさいから好きになれませんでした。
むしろ友達カップル二人の方が、人間味はあるし強いしで好きでした。
なんであっちが主役でこっちが脇役なのだろうという不思議なキャラ設定です。
R15指定はどこら辺で出るのだろうと思っていたら、蔦に絡まれた足をがっつり切断するシーンが、なかなかリアルに描かれていてグロかったです。
苦手な方はご注意を。
終わり方だけはどうしても気に喰わなかったけど、それ以外はスピード感満載で楽しめました。
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