タイトルから解るとおりオカルト映画なのですが、馬鹿にしちゃいけません!!
マジで、めちゃめちゃ、すっごい面白いです。
確かに脚本的に、半ば強引な「家族愛」というのは萎えな時もありますし、正直ラストはそれかよ!って気持ちもあります。
でも、そんなものを吹っ飛ばしてしまうくらい、他が良いです。
まずはCG、特殊メイク。
この屋敷には様々な幽霊が出てくるわけですが、その一人一人が恐いしグロイし、だけど綺麗。
殺され方もグロ~!!!!ってなわけで、血好きの私としては溜まりません。
映画本編で全ては描かれていないのですが、DVDで観ると、一人一人の幽霊の細かいプロフィールも見れるらしいですよ。
そういうバックボーンがしっかりしてるから、たとえ本編で書かれてなくても、見てるこちらは楽しめるわけです。
次に秀逸なのは、カメラワーク。
幽霊に追われる場面とか、ドキドキします。
そして、この映画のほとんどの舞台になってる屋敷の舞台セット!
妖しいし、荘厳だし、作りは手抜いてないしで、もう完璧じゃないでしょうか。
全体的に薄い水色や白を闇の中で上手く利用してるのですが、これは日本の伝統的恐怖を借りてるのでしょうか。
それとも全世界共通?日本の昔のホラーは、水色のような気がしたので・・・。
最後に、主人公の息子が、生意気なのに憎めなくて可愛いです。
家族愛だけじゃなくて、男同士の信頼だったり、愛情と裏切りだったり、テーマは盛りだくさん。
家政婦さんの明るさが、この映画を上手くまとめてくれてます。
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