「ゴシカ」主演はアカデミー賞女優ハル・ベリー 共演にペネロペ・クルス。
女子刑務所の精神科病棟で優秀な女性精神科医として働くミランダ(ハル・ベリー)は担当している女囚クロエ(ペネロペ・クルズ)の妄想虚言に悩まされながら精力的に仕事に取り組んでいた。
ある嵐の夜、帰り道が土砂崩れで封鎖されてしまい、迂回路を帰る事に。
しかし彼女は、もうすぐ我が家というトンネルの前で、道の真ん中に突然現れた少女を轢きそうになり、慌ててよけようとする。
よろけながらも車を這い出し、少女の元へ駆け寄るミランダ。
あきらかに様子のおかしい少女。
「大丈夫よ、助けてあげる」そういった瞬間、彼女は意識を失う。
3日後、目覚めるとそこは精神病棟の中の独房。
知らないうちに夫殺しの嫌疑をかけられ、拘束されていたミランダ。
なぜだか事故直後からの記憶がない。
自分が夫を殺すわけがない。
少女を見た記憶を頼りに真相を捜し求めるミランダ。
記憶が徐々に蘇り、少女は、すでにこの世にはいないことがわかる。
しかも死んだはずの少女が何度も何度もミランダの目の前に現れ、過去がフラッシュバックのように蘇り、次々と恐ろしい真実がミランダの前に露呈してゆく・・・。
時間は一時間半程度の短い映画です。テンポも悪くない。
世間的な評判はよくなかったらしいけど、ワタシ続けて2回観ました(笑)
いや、一度ではよくわからなくて。
ハル・ベリーのハンサムウーマンぶりもいいんですけど、美女ペネロペの汚れ役、結構はまってました。
とても「ハモン・ハモン」でお色気たっぷりに男に乳房を与えていた女優と 同じ一人物とは思えません(笑 あれはあれで女優根性あったけど)
トムは損したかもね~。絶対今カノよりペネロペの方がいい女だもん。
けど、女優ってほんと大変ね。血まみれになったり、裸になったり、格闘したり、プールの中で文字通り息を潜めたり。
この病棟からミランダが脱走を企てる時の数分間のシーンがすごく面白かった。
ワタシはこういうのが好きなんだということが改めてわかりました。
捕まりそうで捕まらない、あやうく難を逃れるあの感じね。
一連のゾンビ映画にも通じるものがありますよね、バイオハザードとか。
ところどころ、ホラーっぽいシーンは出てきますが、そんなにエグくも怖くもありません。
なので、そういうのを期待してみたら肩透かし食うかも。
あくまでもハル・ベリーの体当たりアクションと逃げ惑うどきどき感、謎解きを一緒にたどっていく一体感を楽しめればそれで充分かと思います。
B級映画ならまあまあ及第点じゃないかなあ。
ハル・ベリーは(実際)骨折しながらもよく頑張ってたし。
ワタシにとっては世間的にはどうであれ、楽しめたか、何か使える場面があったかってことが面白かった映画かどうかの見極めだしね(笑)
しかし、この手のサイコホラー、増えましたね。流行なのかしらん??でも日本でこの作品を邦画として撮ったほうが怖かったと思うわ。
コメントをするには会員登録が必要です