ワーナー・ホーム・ビデオから出てるサプライズの感想です。
こんなタイトルなので、どんな驚きが待っているのか?と期待してしまう人も多いと思いますが、そういう映画ではないです。
まあ、多少のサプライズは途中にいくつかはあるものの、基本はストレートなスラッシャー映画です。
一軒の家に集まった家族親戚が、突然現れた動物の覆面を被った集団に次々と殺されてしまうというもの。
低予算な映画であることは間違いないです。
一軒の家とその周辺のみが舞台で、限られた登場人物のシチュエーションホラー。
これはレンタルDVD屋には大量に在庫があるタイプの映画であり、しかも、足の踏み場も無いほどの地雷原ジャンルです。
しかし、この映画はダイジョウV!
シュワちゃんリエちゃんがVサインで保証する、非常にクレバーなスラッシャー映画として高い完成度を誇っていると思います。
別に色々説明する必要など無く、とにかく観て、感じるしかありませんが、観ている側の感情を巧妙に計算した作品だと思いました。
最後のオチ(悪ふざけのようなもの)も予想はつきますが、やっぱりそう来た!と嬉しくなるようなもの。
裏切るところは裏切り、お約束はちゃんと守る、というバランスがうまく出来ています。
単純にハラハラドキドキしたまま最後まで一気に見せる、ノンストップB級ムービー。
この映画には必要なものしかありませんが、必要なものはすべてあるので、これでいいのです。
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