ブラッド・ピーセス 個人的にこの映画は非常に楽しめました

少年がジグソーパズルに興じています。母親が覗き込むと、なんと女のすっぱだかではありませんか!母親が怒りに任せてパズルを捨てようとすると、少年は仕返しとばかりに母親をバラバラにしてしまいました。
教育というのなかなか難しいものですが、子供への理解、そして全裸ジグソーへの理解は必須です。それが足りないと、バラバラになって死んじゃうョ!という強いメッセージがひしひしと伝わってくる場面です。
御覧の通りの変態少年ですから、大人になると当たり前のように猟奇殺人犯になってしまいました。大学構内で女学生ばかりをチェーンソーでバラバラにし、気に入った部分は持ち帰って人間ジグソーのピースにします。
しかし、この元少年(現在は変態殺人鬼)の姿は一切写されません。いったい犯人は誰か?というミステリー要素もあるのです。
もちろん、そんな部分に期待する人はほとんど居ないと思いますが…。あと唐突にカンフーの先生が出てきて勝手に倒れるシーンがありますが、これも「おっ、カンフーじゃん!得した!」と思う人は居ないと思います。
オッパイも出そう、グロいシーンも出そう、とサービス精神旺盛な映画とは思いますが、多少暴発しているようです。
きっと監督は気前の良い人なんでしょう。個人的にこの映画は非常に楽しめました。
確かにクライマックスとか意味不明なんですが、とにかく楽しませようという意気込みが伝わってきます。スプラッターシーンも工夫していて見応えありますし。様々なホラー映画への愛のあるオマージュも多く、憎めない作品ですね。