とある映像製作会社に勤務する主人公:アイコ(矢島舞美)。彼女が会社の倉庫のビデオテープの山の中から見つけた一本。そのテープには「ゾンビ学入門」という変テコな話が収録されてました。一緒に観てるのは先輩のホラーマニアのデブ、橋本(宮崎吐夢)。
ところがそのビデオを鑑賞中に、なんと本物のゾンビが現れた!早速そのビデオのゾンビ対処法が役に立ったよ!日本はアメリカのように銃社会じゃないからちょっと大変。だけど身近な日用品でも十分戦える!百科事典で殴れ!ハサミを眼球にぶっ刺せ!伝票差しを脳天にぶち込め!秘密兵器のゾンビ殺す機も、職場に眠ってた扇風機だのラジオだのを組み合わせればオッケー!んなアホな。
ところでなんでゾンビが大量発生したの?それはゾンビウイルスのキャリアでありながら人間の意識を失わなかった謎の女、ヤスデ(鳥居みゆき)のせいでした。彼女はゾンビ軍団を引き連れて、この「ゾンビ学入門」の眠るアイコの会社に攻め込んでくるのですが・・・
コメディ仕立てのハチャメチャなストーリーなのですが、意外と筋はきっちり練られた作品だと思いました。ちなみに監修はおそらく日本一ゾンビに詳しい男、伊藤美和。なのでかなり設定は細かいですよ。そこに監督の村上賢司、脚本の河井克夫独特のこだわりが加えられます。というわけで、ゾンビ映画ファンならきっと楽しめる作品になってると思います。
そしてVFXはこれまた近年のJホラーで欠かせない存在となった西村喜廣。
血飛沫が勿論水芸のように上がり、主演の矢島舞美やゾンビデオの作中に出てくる菅野麻由の顔に容赦なくぶっかけられます。フェチ大歓喜。
そうそう。彼の監修する作品で前から気になってたのは、よく建物の中にビニール張りされてること。これ一番の狙いは後片付けを楽にすることなんだけど、一応劇中で「その建物が現在改装中」っていう説明があるんだねw この辺はホント限られた時間で作品を作るための涙ぐましい努力、と思いました。できればそういうの気にせず血飛沫肉片ぶちまけて欲しいんだけどね。
主演の矢島舞美はホントに可愛くて、このままアイドルやらせておくのは勿体無い感じ。
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