キャストはかなり曲者ばっかり集めてて、面白くなりそうだと思ったんだよね。主演の銀行強盗は植田浩望。って誰?と思ったら桜塚やっくんだった。彼のパートナーのド派手な女に夏目ナナ。この二人にハブられたもう一人のギャングにいしだ壱成。襲われた家族の父親が吹越満、母親が荻野目慶子、娘が中島愛里。ここにやってきた警官がやべきょうすけと松原慎太郎。期待しちゃうな。しかしこれがイマイチ素材を生かしきれてない。シリアスかコメディか、どっちつかずで中途半端に終わってしまった印象。
VFXはそこそこ気になるシーンありますね。
問題のゾンビは三人くらいしか出ませんが、これがなかなか強くてほどよく気持ち悪いので、これはこれで良し。
登場人物はこのゾンビに大抵首刎ねられちゃうんですが、これがまるでシャンパンの栓みたいに景気よくすぽーんと飛んでいきます。血飛沫もぶわーっと上がります。生首は卒塔婆にブッ刺します。イメージは漫☆画太郎先生のアレ。登場人物がほぼ全員情け容赦なく殺されてく流れも、面白いとは思ったのよ。ここに彼らが集まったのは、実は前世からの因縁でした!ってオチはどうなんと思いますが。
アクションもところどころ面白いシーンあるんだけどね。開幕いしだ壱成が車に撥ねられるシーンなんてかなり頑張ってると思うし。もっとアクションをメインにしても良かったんじゃないかなぁ。
俳優陣について。やはり気になるのは夏目ナナか。ピンクの髪に赤とヒョウ柄のファッションは派手過ぎですが、ほぼ地の関西弁とエロキャラは素敵ですね。
そんな彼女に金玉を食いちぎられるいしだ壱成。この人も色物キャラになったな。「死んじゃうじゃーん」が口癖だけどなかなか死なない。
と思ったら首チョンパされますけど。
一応主演扱いの植田浩望ですが、この人も割と早めに死にます。率直に言うと、役者としてはちょっと塩かなぁ。臭い台詞回しがアカンのかもしれんが。実は肩幅狭くて華奢な体型。拳銃と懐中電灯をクロスして構えるジャック・バウアー持ちがイマイチ様にならん。この人は事件起こして干されてるのか。我修院達也みたいに何か突き抜けたものがあればいいんだけどね。・・・と、残念ながらイマイチ期待はずれとなってしまった一本。
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