ウォー・オブ・ザ・デッド ゾンビが地球の主導権を握ってる近未来

ゾンビが地球の主導権を握ってる近未来。生き残った人類は兵士となってゾンビと戦いを続けています。
本作のゾンビは実は結構頭が良くて、なんと人間を捕まえて牧場みたいなの作ってるんですね。
で、主人公のデヴィッドとブライアン(兄弟です)が、ゾンビに連行されてたおにゃのこ達を救うシーンから物語はスタートします。
その中に一人美人のスターさんもいました。
ある日彼らの集落もゾンビの襲撃にあい、デヴィッドとスター達は再びゾンビの捕虜となってしまいます。ゾンビ達が作った人間牧場。しかしこれゾンビにしては流石によく出来すぎじゃね?もしかして黒幕いるんじゃね?ということで、同じくゾンビに囚われていたスリヴァーという男とともに、牧場の謎を探ることになるのですが・・・
人間と見れば見境なく襲って噛み付くのではなく、育てて増やそう!というゾンビは過去に観たことがなくてなかなか斬新。若干『猿の惑星』のパクリも見受けられるところですが。しかしそれ程牧場の警備がキツいわけでもなさそうだし、人間もっと頑張れや!と言いたくはなるw
結局ブライアン達がゾンビ達を駆逐して、人間牧場もぶっ潰しちゃいます。問題の黒幕はちょっとジャン・レノをメタボにした感じの普通のおじさんでした。あとスリヴァーさんは実はこの人たちの仲間だったんですが、見事に掌返して生き残りました。
しかしデヴィッドは森に逃げたもののスターとはぐれ、探してるうちにゾンビと間違われて人間に頭撃たれてジ・エンド。冷静に考えるとかなり酷い結末です。
設定はなかなか斬新なのですが、物語の展開がちょっともっさりしててテンションが上がらないのがちょっと残念。