2000人の狂人 ハーシェル・ゴードン・ルイスの傑作

ハーシェル・ゴードン・ルイスの傑作「2000人の狂人」です。
とあるアメリカ南部の田舎町で行われる100年祭に若者達が仕組まれたようにやってきます。小さな田舎町ですが、沢山の人で賑わっています。
人々も親切で容器です。若者達はホテルに泊まり100年祭を楽しむことにしました。しかしその夜からおかしなことが起こり始まります。
そして迎えた祭り当日、迎えられた若者達は100年祭のいけにえで、祭り会場で皆に楽しまれながら殺されてゆくのです。
そして生き残った二人が見たものは・・・という内容です。
つまり彼らは幽霊というか亡霊で100年に一回現れ、廃墟の町を蘇らせ人間を殺して楽しむ祭りを行うというものです。
1964年という非常に古い作品で、マニアならではの映画です。
私がこの映画を発見したのは「死霊のはらわた」などのヒットしたホラーブームの最中に出版された、ホラー映画の本からでした。
当時はレンタルビデオにも無くて、やっと見たのはごく最近でした。
この映画はこんなテーマながら断然面白い1本です。
祭りの雰囲気そのまま、ゲームのように大勢の前で殺人が行われます。メイクはチープですが、殺し方は残忍です。
賛否分かれる作品と思いますが、ゴアムービーの神様のハーシェル・ゴードン・ルイスの真髄がここにあります。
「2001人の狂人」として最近リメイクされましたが、リメイクにはこのオリジナルのこの村人達の陽気で異様な雰囲気は表現されていません。
ゴア、スプラッタームービーのエンターテイメントの元祖といってもいいでしょう。