ビー・デビル 韓国の島の女の鬼気迫る復讐話

最近韓国ホラーも見るようになり、結構いい映画が多いなあ!という印象でした。
「ビー・デビル」この映画は凄い映画です。日本映画に共通する部分が結構あり必見です。
内容はソウルの銀行に勤める女性が、仕事での客の対応に疲れ、車内でも問題やトラブルを起こし、都会から逃げ出すように子供時代にすごした小さな島へ向かいます。
出迎えてくれたのは幼馴染の女友達と島民達。島民は全部で9人という島です。幼馴染はいつも笑顔で陽気だが、実は家族と島民達に日々迫害を受けていました。
夫には暴力攻めにあい、夜は夫以外の男の性の捌け口です。昼間は農業で島民に奴隷のようにこき使われています。
ソウルから来た女性にあこがれた彼女は娘と一緒にソウルへ連れて行ってほしいと頼み、その日が来ました。
しかし、夫に見つかり、島民達に暴行を受けついには娘まで死んでしまいます。ここで彼女はプッツンしました。
島民達を一人ずつ殺し始めたのです・・・という話です。
前半はとにかく見るも可愛そうな迫害のシーンの連続です。それでも彼女は耐えて笑顔でがんばります。娘の死を機に、復讐の殺人鬼と変貌します。
殺人鬼と化した彼女の怨念というか変貌振りが凄いのです。
後半は彼女を応援してしまいました。誰もが好きなリベンジホラーです。それまでの経緯がつらいものであればあるほど後半が生きてきます。
まさにこの「ビー・デビル」はこういう映画です。閉鎖された空間と少ない島民が余計に異様な雰囲気をかもしだしています。
やっぱりお隣の国なので、感性が似ているなあと思いました。