アメリカでは有名な超常現象研究科のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が体験した、「最も邪悪で恐ろしい事例」だそうだ。
つまり、どうやら「実話物」であるらしい。
と言っても事例そのものは1971年の事だし、映画そのものは作り物なのでご安心を。
ちゃちなドキュメンタリー風映画でも無い。
物語としてはよくあるホラーと言ったところだろうか。
とある家族がとある屋敷に引越したら、その屋敷が曰く付きだった、という感じである。
では他のホラー映画と何が違うか?と言われれば、エクソシズム満載というところだと思う。
もちろん、エクソシズムを取り扱った作品は多くあると思うが、
普通のホラー映画からエクソシズムに移行するのは何となく珍しいのではないかと思う。
実際、引越した家族も、元は幽霊じゃないかと思って協会に調査を依頼するのだが、
ウォーレン夫婦曰く、悪魔が居るとのことである。
そもそも原因である悪魔そのものの成り立ちからして、すでに恐ろしい。
とある女、魔女が自分の子を悪魔に捧げるために殺し、ついでに自殺するときにも土地と屋敷を呪ったそうだ。
その悪魔が、一家のお母さんに取り憑いて子を殺そうとする様は、本当に恐ろしいと感じられるし、
決して「なんとなくこうすれば怖いだろう」という投げやり感がなく、丁寧に描かれているのだ。
「エクソシズム?はぁ?」って方は、ちょっと説明不足だと感じるかもしれない。
透視能力なんかも登場するので、興醒め、っていう方もいるかも知れない。
そんなこと気にならない私にとっては、かなり良質なホラー映画でした。
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