「ごく普通に日々を過ごしていただけなのに、目が覚めると知らない場所に居た」
そんなシチュエーションホラーの元祖と言われている映画です。
その名の通り、キューブ型、立方体型の部屋で6人の男女は目覚めます。
部屋の壁の中央にはそれぞれ扉があり、移動出来ます。
しかし各部屋には様々なトラップが仕掛けられており、その様がリアルに描かれています。
ある部屋では少しでも動けば死に、ある部屋では少しでも音がすると死に……。
なので、グロテスクな描写が苦手な方にはあまりオススメ出来ないです。
実は私、この映画はかなり幼い頃にテレビで放送していたのをみたことがあり…
幼い子供にはかなり強烈なものでした。
逆に大人になってホラーを見慣れている今、「あれ?こんなもんだったっけ?」と思いましたが。笑
さて、シチュエーションホラーの醍醐味といえば、人間関係。
特に数人の男女がひとつの部屋に閉じこめられているとなると、大変です。
この映画は、人間の底にあるモノを「ホラー」としている映画の一つでしょう。
あんまり詳しくは書けませんが、事態はどんどん大きくなっていき、散々な事になっていきます。
その結果が賛否両論であるのも否めませんが、私はあのラストで大満足でした。
賛否両論されていることの一つに、謎解きがあります。
この謎解き、少し数学がわかるわ、という方は突っ込みどころがあるようです。
しかし私のように「数学なんかさっぱり!」という人は、まず考えもしないと思います。
何にせよ、この映画の醍醐味は謎解きでは無いと個人的には思うので、
よっぽど「数学大好き!」な気になる方以外は気にしないで良いと思います。笑
「セットはひとつ、登場人物は7人のみ」という低予算で、完全に入り込める映画がこの映画です。
この映画は「CUBE」ですので、レンタルされる際は便乗・類似作品にご注意を。
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