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ピザ男の異常な愛情 無実の兄貴がかわいそう

"『ピザ男の異常な愛情』(原題:Otis)は、2008年にアメリカで製作されたビデオ映画。日本でも劇場公開されずビデオスルーになりました。コメディホラー。

-あらすじ-

宅配ピザの配達員として働くオーティスには秘密があった。それは自分好みの女性を誘拐し、自宅の地下に監禁。そして「理想だった高校生活ごっこ」の相手役を強要し、それに満足した後にその女性を殺すという凶悪犯だった。そんなある日、配達をしていたオーティスはライリーという女性に出会う。彼女を次の標的に決めたオーティスは、彼女を連れ去るのだった。一方ライリーの家族は、彼女が巷で噂になっている連続殺人犯の魔の手にかかったのだと確信し、FBIの捜査官に捜索を依頼するが、彼はとんでもなく無能だった。そのため家族は自力でライリーを探し出そうと考える。

-感想-

冒頭は捕まった少女が絶望して自殺しようとしたふりをして犯人をおびき出して倒そうとするが結局電流入りの風呂に叩き落されるというショッキングなシーンから始まり期待できました。

次の獲物に選ばれたのがピザを配達した家のライリー。ライリーからもらったお札をぺろぺろなめる姿はまさしく変態でした。

オーティスなんですが、少女を監禁してなにがしたかったかというと、自分がティーンエイジャーのころできなかったであろう事をやりたかっただけみたいです。いざ誘拐して、

アメフトの格好をして、ライリーに、オーティスは攫ってきた子を「キム」と呼んでました、チアリーダーの格好をさせ、ポンポンを振らせてみたり。そして、一緒にプロムで踊りたい、それだけだったみたいです。行動はまさしくへたれ・・・

気の毒なのはオーテイスの兄貴ですよ。だめだめな40代の弟の面倒を見てお金の世話までしてるのに。娘がオーティスがレイプされたと勘違いしてる家族が報復とばかりに家に殴り込みをかけますが犯人を勘違いして兄貴を拷問にかけ、最後に殺してしまうのです。ホラー要素としては、オーティスじゃなくて家族のとんでもぷりがホラーだと思いました。

軽めの流血が見たい人にお勧めです。"