洋画ホラーの代表格である『チャイルド・プレイ』ですが、洋画で積極的にホラーが作られるようになったのはこの映画からと言っていいほどの代表作です。
あらすじは誕生日にグッドガイ人形のチャッキーをプレゼントされた主人公のアンディとその母親が、魂の宿った人形、チャッキーの巻き起こす事件に巻き込まれると言ったシンプルな内容ですが、シンプル故ストーリーや演出の良さが浮き彫りになっています。
人形が人を殺して回るという極めてシンプルで都市伝説的な内容ですが、魔術的なものが非常に強い洋画ホラーを特徴としているため、劇中ではブードゥー教の魔術を利用して人形に魂を移し替えたことが明確に明らかになります。
チャイルドプレイは主人公の目的も殺人鬼チャッキーの目的もどちらも明確な理由があるので、見ていてもどかしいという気持ちになることがありません。特にチャッキーに関しては目的がほぼ一致しているため、物語内で迷走するということは一切なく、簡潔に上手にまとめられています。邦画ホラーのような圧迫感は少ないですが、その分物語が非常に簡潔にまとまっていて見やすいです。邦画ホラーの難解な内容についていく事ができないような人にもオススメできるホラー作品といえるでしょう。
良くも悪くも簡潔にまとまっている点が最も評価点であり、恐怖演出もそこそこよく出来ているので、安定した面白さのある作品ではあります。ですがそれ故特筆して良い点がないというのがひとつの難点でしょう。
無難に面白い映画が楽しみたい人にオススメの映画です。
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