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バタリアン・リターンズ ラブロマンスとゾンビ

ラブロマンスとゾンビをうまくからめた、とても見ごたえのある作品。

トライオキシンのタンクの用途が判明するなど、続編としての必要要素も踏まえてあります。

…しかし、ストーリーだけではそこまで楽しめません。

この作品で凄いのは、ゾンビの造形。

シリーズ中でも髄一のかっこよさです。

その見事な造形を作り出したのは、スティーヴ・ジョンソン!

『スピージーズ』や『ゴーストハンターズ』、さらには『スパイダーマン2』にまで関わっている、凄腕特殊メイカーです。ホラー映画ファンなら必ず彼の手がけたクリーチャーを目にしているはず!

また、ゾンビ化していくヒロインを演じたミンディ・クラークは後に『スポーン』で女アサシン、プリーストを演じています。スポーンは大好きなアメコミの映画化だっただけに、リターンズを観たときには、あのプリーストがゾンビに!と思わず興奮してしまいました。

そしてこのミンディ演じるジュリーが自分の体を痛めつけることでゾンビ化を防ごうとするのですが、その過程が凄い!体中に痛い道具を突き刺した、見るも無残なパンクファッションに。

最終的には全部取り外されちゃうのは残念でしたが、このファッションは一見の価値ありです。

と全体を通して褒めてみたものの、目立つ疑問点も。

他の死体や人間は何秒と経たずにゾンビ化しますが、何故ヒロインだけゾンビ化が異常に遅いのか。

まあでもここをつっこむと作品を楽しめないので目をつぶりましょう。