冒頭の描写が『エルム街の悪夢』にそっくり。
…監督交代によりあの禍々しさは皆無に。
さっぱりとした印象を受けます。
2でせっかくはっちゃけて方向性を変えたのに、原点回帰を目指した感じ。基本の流れが1と同じだけに、この作品の微妙さよりも、1の凄さの方が浮き彫りになる印象を受けました。やっぱトビー・フーパーは凄い!
また、直接的なグロ描写は極力避けてあり、何だか物足りない印象。手に釘が刺さっているのはかなり痛そうだったけど。他は全部映さない。
どうせ見所をレザーフェイスというキャラクターに絞るんだったら、もうちょっとどかんと流血をやって欲しかったです。その点リメイクではグロに力入ってて、感動すらしました。
さて、この作品、質自体はイマイチながらも、多数の見所があるため、見ごたえはあります。
まず、一番の見所は、あの『ゾンビ』でSWAT隊員のピーター(だったかな)を演じたケン・フォリーが出演している点。やられてもやられても逃げ出さずに狂人一家に立ち向かう様はまさに(?)『ゾンビ』のピーター!ファン感涙です。
また、レザーフェイスのチェーンソーには「The saw is famiry」の文字が刻まれています。チェーンソーは家族!かっこよすぎ!
さらに、下積み中のヴィゴ・モーテンセンが“いかれた”次兄役で出演。
『ロード・オブ・ザ・リング』でファンになった女性の方は、この作品を観て何を思うだろうか…。
こんなもんですかね。
ストーリー自体を楽しめた印象はないですが、「あ、あの人が!」「あ、あんなところに!」はあるので、中々楽しめるのは事実です。
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