冒頭のシーンでもの凄いデジャヴが。理由が分かってみると、いやあ、びっくり。全体的に何だか『ブギーマン』に似てました。タンスの中や暗闇が怖い主人公とか、幼少期のトラウマとか。
こちらはモンスターの姿は殆どはっきり見えないので、モンスターのビジュアル面での(『ブギーマン』みたいな)がっかり感はありませんでした。
監督は『ヒッチャー』の人(残念ながら他に有名な作品無し)、製作にウェス・クレイヴンが関与という魅力的な作品。
…ラストまでは、かなりの良作(っぽい雰囲気)だと感じさせます。夜、部屋を真っ暗にして観るとそれなりに怖い(かも)です。怖がらせ方はベタなんで、逆にそこは個人的には魅力かも。予想はできてしまいますが。怖がりたい方には物足りないかと。
モンスター、幽霊、アブダクション(宇宙人による誘拐)、妄想など、どれに分類していいのか良く分からないままストーリーは進行。
そして、ラストで遂にモンスターの正体が明かされるのかと思いきや、衝撃のバッドエンドで、何の説明も無し!尻切れな印象です。
あの化け物は何?
宇宙人なの?
何故子供の時に印をつけてわざわざ大人になるまで待つの?
暗闇に連れ去って何するの?
ヒロインはどうなったの?
どうやって暗闇から現れるの?
…多くの疑問をこちらに投げかけたまま、終わってしまいます。
全部の疑問を解決しちゃうと、逆に興ざめしてしまいがちですが、この作品ではもちょっと説明して欲しかったなぁ。
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