X−ファイル:真実を求めて ファンなら思わずニヤリな内容

昔から『X−ファイル』は好きでしたが、借りて観る程ではなく、借りて観ても面白そうなエピソードのみ。

それが大学に入学し、運動系のサークルに入り、ある『X−ファイル』マニアの女性Nに会ったことで、私もこの世界に引きずり込まれました。

一日に3時間かけて4話観ることもざらで、睡眠時間を削って毎週、毎日観続けました。それでも1年近くかかり、大学2年の時にやっと最終話まで行き着きました。

しかし、これで終わりかと思うと耐えられず、Nと「続編の映画が公開されたら、二人で最終話を観て、映画館に行こう」と約束をしました。

しかし、Nは昨年から留学してしまい、しかも留学先では忙しく映画館では観れなかったとのこと。仕方なく、日本版のパンフなどの入手も兼ねて、最終回も観てから、一人で観ることにしました。

少し寂しい気もしましたが、それでも大学1年の時に一番力を入れていたものだけに、その感動は言葉では言い表せないものでした。ストーリーを知らないと分からないネタも多く、ファンなら思わずニヤリな内容でした。

UFOネタではなく、普段のエピソードの規模を大きくしたものであったため、内容を余り知らない初めての人にとっては、ちょっぴりイマイチな印象になるかもしれないとは思いましたが、ネタは完全にホラー。『死霊のしたたり』へのオマージュかと思われるシーンがあるなど、私にとっては興味の尽きない作品でした。

しかし、本筋のラストで明かされた衝撃の真実は、まるで無かったようになっているのは少し残念でした。

それは今後の流れに期待します。