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ギリシャ・ゾンビ 意外に名作

これはダメだろうと期待せずに観たんだが、意外に名作でした。

ゾンビ映画に置いて「なぜゾンビが発生したか」を語るのは非常にナンセンスだし、それによって肝心のスプラッターシーンが削られると本末転倒になってしまう。なので、この作品で何の説明もなしにゾンビになってしまう点は、寧ろプラスに評価出来る。A級映画しか観ない奴!ここでツッコミを入れるんじゃない!「洞窟に行ったら違和感を感じた」これで十分じゃないか。抽象的でも何でもない。

しかも感染力は『28日後』並。喰われて5秒後にはハイ、一丁あがり!しかも、内臓デローンのおまけ付きだったりするから嬉しい。

主人公集団はヤケに呑気なやつばかりで、ゾンビに怯え、逃げ回りながらもなぜか街のレストランで盗み食い。カフェテラスで優雅なひと時を過ごします。観客の予想通りゾンビに嗅ぎ付けられ、まんまと襲われるのですが・・・何ともサービス満点の戦闘シーンを繰り広げてくれます。

首チョンパは当たり前。腕が裂け、頭が潰れ、胴体がブッ千切れる!

非力かと思いきや、突然カンフーを使い出す女も居たりして。

オラフ・イッテンバッハ!アンドレアス・シュナース!ギリシャ映画なのに、何この悪趣味なドイツ色!?

相手がゾンビとは言え、あんたらやり過ぎだよ…(汗

「もう死んでるわ」てそりゃ、そのまんま観客のツッコミだよ!

ストーリー半ばで弾丸のように仲間に加わる軍人(中尉)が居るんですが、そいつがゾンビ以上に怖かったです。目つきが。