あのね、UFOが樹海に落っこちて緑色の光線が付近に降り注いだせいで死体が生き返るんだけど、こういう考え無しなのって素晴しいと思うんですよ。
整合性とかリアリティとかブツクサ言ってないで取り敢えずゾンビ出しましょう、話はそれからって感じで、ここ日本なんだし。
一応リアリティだってありますよ、ゾンビ出すには死体が沢山必要だから、富士の樹海なら放置された死体をいっぱい期待できるでしょ。
それと自衛隊が闘うなんて、極めて自然な成り行きじゃないですか。
物語の謎として、樹海の何処かにあると云われている太平洋戦争の英霊の木乃伊と、主人公の女性自衛官は自覚無いけど秘密裏に作られたサイボーグであるという話が飛び出して来ますが、そこもあんまり考え込まないで下さい。とにかく、クライマックスで将校の亡霊とサイボーグ兵士が戦うんです、将校ゾンビも死ぬ時に大爆発します。
でね、話が横道行くけど、戦争の遺物とも云うべき存在(ゾンビのボス)が駄目で平和ボケな日本人を襲いまくって、それと国防兵器が戦うってのは、あれですね、これは本質的な意味での「ゴジラ対メカゴジラ」とも言えなくも無くも無いってのはどうだ?だってクロージング・テーマはどことなく伊福部マーチだったよ。
普通に見る分にはホラー映画のパロディが山ほどあるので、そういうの好きな人は楽しいですね。
劇中の「普段、ファンを食い物にしているプチアイドルが、ゾンビになったファン達に喰われる」ってのは秀逸だと思います。
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