ジェイソンの中の人、ケイン・ホッダー以外は特に見所なし。
冒頭にサランドラの恐いハゲ、マイケル・ベリーマンが出てきますが、ケインことエド・ゲインにすぐ殺されます。
デカイ図体に似合わず、否が応にもケインから漂ってくる哀愁。アメリカンプロレスの「ケイン」と名前もキャラも被っていたため、最初は一緒くたにしてました。
『悪魔のいけにえ』とモデルは一緒ですが、こちらの方が事件に忠実に作ってあると思います。実際はあんなにバカバカと殺したりはしなかったらしいけど。てか、エド・ゲインはあんなにムキムキじゃないよー…もっと小男だったような気がするんだけど。まあ、そんなツッコミ入れてたらキリないんだけど。
悪魔のいけにえはコメディー色が強い故に脚色もすごいですが、こちらは至って淡々と進みます。ちょっと間延びします。
実在の殺人鬼モノは、リアルに作るとどうしても暗くならざるを得ないのかもしれません。本人が背負ったカルマの重さみたいのを出さないと、殺人鬼からの無言のメッセージが私達に届かないんでしょうね。エド・ゲインの、異常なまでの母親信仰を主に描いているので、割と真面目に出来てます。
痛〜いスプラッターシーンは一応ありますが、全編に渡ってガンガン出しているわけではないので、全然耐えられます。寧ろ、物足りないくらいです。
個人的には、もっとちょこちょこと動いて欲しかったですね〜。ジェイソンっぽい一面を見たかったというか。
「ジェイソンの中の人が出ている」「悪魔のいけにえと元ネタは一緒」という事を知らなければ、特に印象の残らない映画だと思います。
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