お前らどこのエモ集団だ?と言いたくなるぐらいの真っ黒且つ微妙なルックスのご一行(うち1人は、ミスフィッツのTシャツを着てます)が何故か墓場へピクニックしに来ます。
とそこへ、近くの研究所から逃げ出して来たゾンビが三匹。如何せんこのゾンビの姿がマヌケすぎる。ヅラ(ブリーフ一丁)、ヅラ、デブが血まみれ、一列になってヨロヨロ歩いてくるんです。「やらされてる感」が見え見えでこっちが恥ずかしくなってくる。
野原に寝そべって音楽を聴いていた男があっけなく喰われ、異変に気付いた他のエモ野郎どもが、都合よくあった掘っ建て小屋に立てこもります。で、これまた都合よく飾ってあった斧等を使ってゾンビと闘います。
突っ込み所が満載で、中途半端に出来がいい作品よりは全然笑えます。
製作途中で「俺も映画に出たいよ!」というワガママな友達でも現れたのか「墓守が突然出てきて、ストーリーに絡む事なくゾンビに殺される」シーンがあります。ていうか、そういうエキストラが多かったんでしょうか。墓からゾンビが出てくるシーンでは一人一人、丁寧に映しています。
何が一番鼻につくかというと、音楽の使い方です。ゾンビ誕生のシーンとか、とくにテンションを上げる必要のない所でやたらとメロコアを使うのはどうかと思います。ていうかコレを観ていて思ったんですが、メロコアと映画って相性悪そうですね。
しかしさすがは医療の国、ドイツ。人体破壊シーンだけは一生懸命作ろうとしているのですが…
努力は垣間見れても、なぜかリアルさに欠けていて、ただのグロ汚い内臓ばかりが画面を汚します。おえー。
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