素行に問題のある少年少女4人を連れて、田舎の村にやってきた社会福祉士のケイトとジェフ。なぜかナビには載っていない村で、更正のための共同生活を始める。が、その村は普通の村ではなかった・・・。
公式サイトには「殺人オリンピック」なんて書いているけれど、オリンピックとは全然関係ありません。怪しい村にうっかりやってきちゃって、村人たちに襲われるというよくあるパターンのお話。オリジナリティがあるとすれば、その村では殺人がショーとして行われているということぐらい。
100分ほどの短い作品なのに、導入部分が長い。社会福祉士のジェフが何だか愚鈍でアホでイライラするし、アホでイライラさせるのは何かの伏線かと思ったら、アホ故にあっさり死ぬし、もっと早くショーを始めてくれたほうがよかった。
途中飽きずに最後まで観たからまだよかったけど、変態村+ホステルの劣化コピーって感は否めない。この監督が眼球がゴロッと出るのが好きってのは分かったけれど、それ以外は特に殺し方に工夫も美学も見当たらない。
結論としては、ホステルの素晴らしさを再確認した。ホステルのあの精神的にクル恐怖感、苛立ち、そして最後得られるカタルシスはすごいわ、やっぱり。
話はインブレッドに戻って、どうして、社会福祉士と非行少年というグループ設定にしたのか、その設定がどう活かされているのか、全然分からなかった。かえって、登場人物の関係を説明するのに手間取っただけの気が。
コメントをするには会員登録が必要です