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ディープ・ブルー 本家にも迫る勢いの良作

ジョーズの成功以来数多く登場したサメ映画の一つ。

ジョーズを見ていないので比較は出来ないが、おそらく本家にも迫る勢いの良作。

サメの脳は人間の脳の劣化を抑え、特にアルツハイマーへの特効薬としての能力がある可能性に気づいたあるチームは3頭のサメを飼育し、脳細胞を抽出するためのプロジェクトを立ち上げるが、そのプロジェクトの第一人者で若き医学博士スーザンは、チームにも秘密でサメの脳を肥大化させ、より多くの脳細胞を抽出しようと企んでいたがそれは同時にサメという脅威に高度な知能を付与することに他ならなかった。

そんなこんなでサメが人間を襲ってきます。強いとか言うレベルじゃないです。

本物のサメを見たことはないが、かなり上手いこと動かしていて感動。腕を食いちぎるシーンは一切CGを利用していないという後日談には驚くばかり。

人間が食われて分断されるとかは当然CGの嵐だけど。

サメの凶暴さ・知能の高さに翻弄される人間の様子もとても面白いのだけど、何より本作は映画の演出が素晴らしい。

本当に予想もつかずに人が死んでいく。

何より、メンバーがパニックに陥っている時に諌めていた長老的ポジションの人が、メンバーを団結させようと語っている途中でサメに食われるシーンは斬新。

話している途中で、これから提案を述べようという時に唐突に死ぬっていうのは驚愕するほかない。

サメに食われて体が分断されると水の中で内臓が零れ出すという、凝視していなければ見逃すようなグロい演出もなかなか。