28週後... ストーリーうんぬんより編集で楽しむ映画

『28日後...』の続編ですね。

個人的には前作の方が話の規模がコンパクトで好みでした。

前は新生バットマンシリーズのあの麻袋の男役の人が主人公だったんですけど、あの人の顔がカッコ良くて好きでしたね。

今回は主人公がどんどんリレーしていくような感じで、そこが新鮮で良かったです。

トップバッターのオッサンでずっといってくれたら凄く良かったんですけどね。ストーリー的にというより、演技的にです。

冒頭から人見捨てて自分だけ生き残って、子供にもそこんとこの経緯を曖昧に伝えるようなダメなオッサンなんですけど、ついつい「いやいや、しょうがないよ…あんな状況だもん」と思わされてしまうリアルな表情が凄く良かったです。

オッサンが脱落したあとは子供・女医・軍人あたりで回していく感じです。

相変わらずストーリーうんぬんより編集で楽しむ映画でした。本当にスピーディで、まあそりゃ大半が走ってる場面なんで当たり前っちゃ当たり前なんですけど、カットの割り方といい音楽のチョイスといい、カッコ良かったです。

終わり方も次に繋げるような感じでした。

今度は感染が世界規模になって、でも「オイ!ワクチンができるかも分からんぞ!」みたいな、そんな感じでしょう。

同じ人が撮るなら次も観たいですね。前作のダニー・ボイル監督でも観ますけど、きっと彼はもう製作総指揮(?)のポジションから動かないんでしょう。というか、動かない以上今後もシリーズを作り続ける可能性がありますね。