高校から大学にかけて、やたらとテレ東で放映されていた作品。
原発建設にからむ殺人事件の目撃者となったために殺された漁師。
海女であるその妻は、夫殺しの嫌疑が掛かったために身を隠す羽目に。
そして夫を殺した原発関係者に復讐を始める…。
この映画はラスト15分のためにあると言っていいでしょう。
白都真理と健太郎兄さんのえっぐいベッドシーンも見ものですが、やはり最後の15分は圧巻。
原発開発の首謀者である代議士を殺すためにパーティーに乗り込んだ海女。
しかし、何故かパーティー参加者を次から次へと殺すという、
無差別殺人へと展開!
殺しまくる海女!
武器は銛1本!
殺ったのは軽く4〜50人!
海女最強!
果たして夫を殺したのは誰なのか、夫は「原発」に殺されたんじゃないのか、殺しても殺しても悪い奴らがどんどん出てきてきりがない、テーマが余りにも大きくなったために、最後主人公は海女から赤鬼になり、更には一気に海神へ変身。
神風が吹き、機動隊も吹き飛ばされていく…
と書くと、B級トンデモ映画にしか思えないかもしれませんが、平穏な夫婦の暮らしを壊された主人公の悲しみが痛いほど伝わってきて、だから私はこの映画が好きなんです。
どうにもものすごいインパクトのある映画です。
ピンク映画とショートムービーのヒットで盛り上がったディレカンは、こういう大型作品を手掛けるにつれて赤字を重ねていきだんだん傾いていきました。そういう意味でも記念碑的作品。
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