この映画は「一発」に凄く懸かってるんですよ。方法論といい、内容といい。何度も観て楽しめる系統のものではないと思うんですね。でもその「一発」の効き目が私には相当強くて、なんかめちゃめちゃ面白かったんですよ。だから何度も観るもんじゃないと分かってはいたんですけど、劇場で観たあとレンタルでうっかり手に取ってしまいましたね。
そして結論は「2回目も面白かった」です。
これは結構とび道具的というか、荒技ですよね。過去にはブレアウィッチプロジェクトぐらいしか無かったんじゃないですかね?観てないから分かんないですけども。
でもまあ、ハラハラしてしまいますからね。映画はハラハラドキドキさせたもん勝ちですから。そう考えるとやはりこの映画は強いですよ。
かと言ってね、今後全ての怪獣映画がこうなってもそれは…当然つまらないですから。やっぱりそういう意味でも「一発」ですよね。先手必勝ですよ。
でも「追われる側の恐怖だけを主観的に描く」という点に関しては使えるんじゃないでしょうかね。ゴジラなんかは説明やら怪獣サイドの物語が多すぎる気がしますからね、もうちょっとドライに切り捨てて扱った方が怖がらせる意味では正解だと思います。
「一発」ですけど、結構しっかり作った感じもありますから、そうですね…三発ぐらいまでは意外と楽しめるかも分からないですねコレは。うまく出来てると思います。
なるべくデカい画面とデカい音で観た方が面白いですよ。私が劇場で観たときは一緒に行った友人が酔って途中から寝てましたけどね。食い入って観て欲しいですね。
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