ただのスラッシャー・ムービーかと思いきや、ワニを登場させて動物パニックものにしたり。このワニ+ロバート・イングランドの合わせ技と来たら、もう『悪魔の沼』を思い出さないわけにはいかないでしょう。ただのチャンポン映画とはワケが違います。無駄だと思われそうな設定にも、ちゃんと意味があるんです!
オンボロ小屋が拠点=悪魔のいけにえ
いたずら坊主達が小屋に放火→畸形の子供焼死→化け物になって無差別に復讐=バーニング
なんかもう、否が応にも全てがホラー祭りに見えてしまって仕方ない。発端となった事件当日はハロウィンだし!
ラストは…誰もが驚いたあの映画を彷彿とさせます。
化け物の登場シーンがすごい。ホラーファンの心を知ってか、ちっとも勿体振りません。
オンボロ小屋からこちらに向かって「ウオー!」と走ってくるクリーチャー。こりゃたまらん!チラ見せどころか全身、そして闘争心まで剥き出し!
強いのか弱いのか分からない上にちょっとマヌケっぽい所がまた良いですね〜。特殊メイクを施された凶暴クリーチャーは、人間らしい温かさと可愛らしさを併せ持つべきなんです。冷酷なCGとは違うんです!
スプラッターシーンも、ちゃんとホラーファン向けに作られてます。要するにそこそこキツイ。そして、殺し方もバリエーション豊か。まるで13金みたいですね。あるいは素手で手足をもぎ取り、あるいはシャベルで首チョンパ、あるいはチェーンソーで顔面破壊!いやーよくやった!私もホラーファンのはしくれ、涙ながらに拍手喝采を捧げたいと思います。
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