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エイリアン VS プレデター 幸福な位置付けに

地下のダンジョンに探検しに行って、モザイク状の進入防止罠で右往左往して、「やつらを外に出しちゃいけない」って前作と同じじゃないですか、脚本/監督ポール・アンダーソン。

もはや、コリン・サーモン(黒人キャプテン)が格子状に切り刻まれるセルフパロディまで登場する脚本の突貫工事振りには「ミラには悪いけどバイオハザード2なんかやってる場合じゃないんだ!」という確固たる上昇志向が伺えます、「女より仕事」ですな。

現代のプレデター都市伝説と未来のエイリアン神話を繋ぐ(繋いで無い)ミッシングリンクとなる今作は、制作するごとに神秘性が削がれていくエイリアンシリーズが、最後は即物着ぐるみアクションの雄、プレデターに合流出来た、という幸福な位置付けになりました。最後のB級映画宣言カットも好ましい。

もう宇宙トカゲの謎はすべて解けた!ってことです。

死んじゃうけど、男の主人公がきっとこういう事だったんだ…って考古学的想像を膨らます所が想像し過ぎ。

シリーズを俯瞰するのに全部核で吹き飛ばしてウェイランドも死んだら存在の証拠が残らくなるから後繋がんなくなるじゃないですか。全人類には秘密だけど一部の野心持つ人達には知れるように…ってしたほうが一作目への流れが良いのに。というか、それよりプレデター文明の方がおいしいですよ、軍事産業としては。

エイリアンクイーンのジュラシックパークの様な重量感ある暴走が魅力的です。エイリアンが思ったより強いです、プレデターが弱いのかもしれません。