本編入る前にデビット・クローネンバーグが出てきます、出てくるだけ。
時は2,455年、宇宙の大学生「わざわざクリスタルレイク調査団」が荒廃した地球から持ち帰った冷凍人間こそ伝説の殺人鬼「ジェイソン・ボーヒーズ」であった。以後狭い宇宙船の中で学生がまぐわい出すとジェイソンがムックリ息を吹き返し、いつもの感じになると思いきやエイリアン4ぐらいにエイリアン2似の映画です。
いやぁ、エイリアンの影響って深刻だよね。将来は、「エイリアン映画」っていうジャンルが有ってもいいかもね。
長い冷凍から目覚めた女主人公が初めはジェイソンの恐怖を信じてもらえず、ボチボチ船内のどこかで暴れ始めたら軍人が威勢良く出て返り討ちに会い、アンドロイドが戦って、操舵手が襲われて船のコントロールが狂って壊滅的になって、小型船での脱出に失敗して船外に放出しようとして空気が漏れて大騒ぎ。ってどうです、どこを切ってもエイリアン飴でしょ。
説明無くナノマシンが出て来て人間の組織再生とかやってるからひょっとして切っても治っちゃって死なない人間を相手に戸惑うジェイソン!?どうするジェイソン!!とかやるのかと思ったけど逆でした。
映像イメージの引用が今さら珍しか無いけどターミネーターシリーズとか元ネタ割れてても気にしないのが当世風というか、いや展開はまとまってんですけど、今まで無いぞ!と鼻息荒いヒネリとかは数えるほどしかないんですよね、脚本家は若いんだからもっと青臭く頑張らないと。演出の工夫で飽きないですけど、乳首が落ちたり、寝袋ドツきまわしたりってそれは皆お笑いシーンばかりだ。
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