スパニッシュ・ホラー・プロジェクト 産婦人科 子役の女の子は可愛いです

同じスパニッシュ・ホラー・プロジェクトの『クリスマス・テイル』が大当たりだったのできっとこれも面白かろうと期待してたんだが…見事に裏切られました。退屈な事この上なし。おかげで眠くなっちゃった。

中絶された赤ん坊が化け物になって暴れまわるっていう外枠は一応あるんだが、オチでどんでん返しを使いたかったためか?その姿を一切現さない。全く、使い古されている上に大したオチでもないくせに。気取りやがって!

ラストは「え!?これでお終いなの!?」て拍子抜け。ストーリーの中身がないのはホラー映画に置いてよくある事だから別にガッカリしないんだけど、問題はそこじゃない。大事なのは、化け物の姿が映るかどうかだ。最後の最後まで焦らして「ハイ、お終い!!」だなんて生殺しもいいとこ。この欲求不満をどう解消しろと。普通の映画ファンからしても、B級ホラー映画ファンからしても非常に中途半端な1本。どんな観客に狙いを絞ってるのかよく分からない。チープでもいいから『悪魔の赤ちゃん』みたいな愛らしい化け物を登場させて欲しかった。

映画を作るからには、どんな層の人間でもいいから満足させるべきだと思う。どっちつかずの作品が多いから「レンタル代損した」ていう一行レビューを書かれたりするんだよ。だから私も言わせていただきます。レンタル代、損した!

子役の女の子は可愛いです。見所はホント、そこだけ。淡々と進み淡々と謎が提示され数々の謎を残したまま淡々と終わった作品でした。