何と言ってもエスター役の子役の子が物凄い演技力で、とにかくそれだけで最後まで楽しむことができました。
ラストのオチは反則だろっていうSF的な展開なんだけど、それも許せちゃうくらい、迫力のある恐ろしい演技をする子です。
イザベル・ファーマンという子で、これからが楽しみです。
何と言っても黒髪の西洋顔美人は大好物なので(笑)。
途中もなかなかショッキングな展開が続き、地味だからこそ痛々しい映像が各所にありました。
それを子どもがやるから怖い。
しかも、もっと小さな子どもが見ている前で、平然とやるから怖いです。
一番下の妹は、耳が聞こえず話せないという設定なのですが、だからこそ目での演技が要求され、それを見事に演じきっている小さな女優さんにも感服です。
二人の素晴らしい子役女優さんが出会ったからこそ完成した作品だと言えるでしょう。
パパの馬鹿っぷり、息子の思春期だけど実は健気で家族思いなところ、そして何と言っても精神科医がショボいという他の人物たちも、わかりやすい役どころで悩まずに済みました。
オチが本当にギリギリなネタだから、賛否両論になるだろうけど、私は「まぁ、こういうのもアリか」と許せてしまいました。
それまでのいろいろな残酷描写が素適すぎた!
エンディングのスタッフロールも好きだなぁ。
ストーリーを見ていたときはエスターに恐怖しか感じなかったけど、スタッフロールをじーっと見ていると、彼女が背負った苦しすぎる運命が切なすぎて、哀しい気持ちになりました。
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